羮に懲りて膾を吹く(あつものに こりて なますをふく)
教職員と卒業生の私的SNSやり取りも禁止 不祥事受けガイドライン改定=静岡市教育委員会(静岡放送)
静岡市教育委員会は教職員の不祥事を受け、SNSのガイドラインを改定し卒業生との私的なやり取りを禁止することを決めました。
とのこと。
2025年10月28日(火)静岡市教育長定例記者会見(47分20秒あたり~不祥事関連)
卒業生が同級会で元担任に連絡することもあるでしょう。
教え子の同級会への出席は「公務」ではないので、「私的なやり取り」です。
SNS利用の場合だと(教師側からすれば)このガイドラインに抵触するので返信できない、ということになります。
ガイドラインの趣旨を考えれば、電話・メール・手紙でも、卒業生とのやり取り禁止でしょう。
卒業すれば、お互い社会人どうし、もっと人間的な付き合いができると思うのですが、それも(恐らく)禁止ですね。
そのうち、
・街中で卒業生と会っても、教師は視線を合わせてはいけない
・コンビニで会っても、3m以内に近づいてはいけない
・たまたま駅で会っても、同じ車両に乗ってはいけない
等というような、おかしな時代が来るかもしれません。
「教員がコンビニで万引きする事案が何件もあったから、全国の教員のコンビニ出入りを禁止しよう」(こんな規制はありませんが)、というような発想と同じです。
包丁は危ないから、家庭科の調理実習は止めましょう、とか、
彫刻刀で怪我をするから、美術で版画はやらない方がいい、という発想も同じ。
羮に懲りて膾を吹く
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元々、教職員と児童生徒の間でSNSでの私的なやり取りをしないよう、数年前に文部科学省から全国の教育委員会に通知があったようです。
教育職員等による児童生徒性暴力等の防止等に関する基本的な指針
https://www.mext.go.jp/content/20240718-mxt_kyoikujinzai01-000011979_11.pdf
(令和4年3月18日 文部科学大臣決定 令和5年7月13日改訂)
この指針は42ページもある。
そして、今年7月には、
児童生徒性暴力等の防止等に関する教師の服務規律の確保の徹底について(通知)
https://www.mext.go.jp/content/20250708-mxt_syoto01-000011979_1.pdf
(令和7年7月1日 文部科学省初等中等教育局長)
この7月1日の通知の関連ページ。
教育職員等による児童生徒性暴力等の防止等について
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoin/mext_00001.html
(文部科学省総合教育政策局教育人材政策課)
このページの最初にある、「取組の概要資料(PDF:2061KB)」
https://www.mext.go.jp/content/20240718-mxt_kyoikujinzai01-000011979_17.pdf
だけでも、22ページあります(全然、「概要」ではないです)。
上の関連資料を全部読んでいる現場の教職員は、(管理職を除いて)皆無だと思います(もちろん、通知の趣旨は理解しようとするでしょうけど)。
もし、数十ページの資料を勤務時間中に職員室で丁寧に読んでいれば、「先生、暇なんですか?」と言われるのがオチです。